Changes and future issues in visiting care services in developed countries : Focus on Japan, France, Germany and the Netherlands ; 先進諸国における訪問介護サービスの変容と今後の課題 : 日本、フランス、ドイツ、オランダを中心に
2013年現在、日本では2015年の介護保険制度改正にむけて、厚生労働省が打ち出した改正案の中に、軽度な自立喪失兆候を示す要支援者に対する訪問介護サービス給付の変更がある。現在の要支援者に対する訪問介護サービスは介護保険の法定給付であるが、改正案では市町村の裁量による新しい地域支援事業の中に組み入まれる。市町村の方針や状況に合わせて、地域のNPOやボランティア団体、企業などを活用して、介護予防、配食、見守りなどの生活支援サービスを提供するという方向性である。しかしながら、要支援者が最も利用してきたのは訪問介護サービスであることから、改正案はその縮小である、という見方ができる。さらに現在ではまだ見えにくいが、介護保険や行政サービスによる準市場ではない、自由市場における家事・介護に関連する生活支援サービス振興の狙いにも気付かされる。そこで本稿では先進諸国の公的介護制度の中で、訪問介護サービスはどのような動向を示しているのかを見る。その上で、社会福祉の訪問介護サービスを市場の対人サービスに包摂したフランスにおける高齢者援助政策の推移を見る。 ; At present, in 2013, there are changes in provision of visiting care services for people requiring care showing signs of lo... Mehr ...
Verfasser: | |
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Erscheinungsdatum: | 2013 |
Verlag/Hrsg.: |
京都女子大学現代社会学部
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Schlagwörter: | 日本の介護保険改正案 / 生活援助サービス / 先進諸国の訪問介護サービスの動向 / フランスの訪問介護サービス市場 / Japan Nursing Care Insurance System revision proposal / support services for daily life / trends in visiting care services in developed countries / visiting care service market in France |
Sprache: | Japanese |
Permalink: | https://search.fid-benelux.de/Record/base-29179098 |
Datenquelle: | BASE; Originalkatalog |
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Link(s) : | http://hdl.handle.net/11173/1535 |